すべてがFになる
「こんなアウトドアライフも、いつかバーチャル・リアリティになって、部屋の中で楽しむようになるんですね。 普通の人には抵抗があるでしょうけど…」 「そんな見せかけだけの自然なんかって思う奴がほとんどだろうね。 だけど、だいたい自然なんて見せかけなんだからね。 コンピュータで作られたものは必ず受け入れられるよ。 それは、まやかしだけど…、本物なんて、そもそもないことに気づくべきなんだ、人間は…。」 「貴方は、どこにいるの?直接会いたいわ」 「貴方の目の前にいるじゃない。今、直接会っているわ」 「ここではなくて、現実の世界で貴方に会いたいの」 「私には、ここが現実なのよ」 「私は、先生と近くでお話ししている方が楽しいわ」 「それは、君の習慣が、そういう感情を君に与えているからだろうね。 生まれながらにして、電子空間でコミュニケーションをしていれば、そうは感じないだろう、きっとね…」 「先生…、現実って何でしょう?」 「現実とは何か、と考える瞬間にだけ、人間の思考に現れる幻想だ。普段はそんなものは存在しない。」
こんな話が出てたので「すべてがFictionになる」のFかと予想していたが見事にはずれだった(笑)
「変数の定義部分は?」 「グローバルの…、えっと、スタティックですね。インティジャだわ」 「ロング?」 「いえ、ショート。アンサインド・ショート」
ここでトリックがわかるようになってるけど、これってプログラムやらない人にはヒントになってないんじゃ?
森博嗣 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%AE%E5%8D%9A%E5%97%A3
「粘塑性流体の数値解析手法」の研究を続ける傍ら、小説家としても活動。
よく数学者と勘違いされるが、本人の専攻は建築
出身校や勤務先などの経歴は非公開としている。
妻は、イラストレーターのささきすばる。
大学時代に同人サークル「グループドガ」を堀田清成(漫画『ヒカルの碁』の原作者ほったゆみの夫)と主宰
専攻は情報じゃなくて建築だったのか