タートルグラフィックでの近似円

半径1の円に内接する正n角形の1辺の長さは2sin(180°/n)

円の中心Oから正n角形の1辺ABに下ろした垂線OHが作る△OHBにおいて
∠BOH=∠AOB/2=(360°/n)/2=180°/n
(中心角360°をn等分すれば∠AOBになる)
なので
BH=AB/2=OBsin∠BOH=sin(180°/n)
一辺ABの長さは
AB=2*BH=2sin(180°/n)

よって直径1(半径1/2)の正n角形の外周は、n*sin(180°/n)
この式を使って、正何角形になると円周率にどのくらい近づくのかを見る。

正n角形 外角 外周
3 120 2.598076211
4 90 2.828427125
5 72 2.938926261
6 60 3
8 45 3.061467459
9 40 3.07818129
10 36 3.090169944
12 30 3.105828541
15 24 3.118675362
18 20 3.125667198
20 18 3.128689301
24 15 3.132628613
30 12 3.135853898
36 10 3.137606739
40 9 3.138363829
45 8 3.139041318
60 6 3.140157375
72 5 3.14059589
90 4 3.140954703
120 3 3.141233797
180 2 3.141433159
360 1 3.141552779

というわけでタートルグラフィックをやるなら1歩進んで6°曲がるで正60角形くらいを作っておけば3.14以上の精度になる

正56角形で「3.139945」、正57角形で「3.140002」となります。
賢いコンピューターに 作図をお願いしてみましょう。
このサイズでは もう完全に円に見えてしまいます。
圧縮後では 緑の部分は確認できません。

http://binoculars.at.infoseek.co.jp/zakki9.htm

ここに正57角形の画像があった。